描いたシナリオが
パズルのピースがひとつひとつ埋まっていくように、第3章から第7章へ飛んで、そして8章へと続き、
また第1章へと戻るみたいな
わたしの人生
時間の上に、それが成り立っていないことが、苦しかった。
あっちへ、こっちへ、永遠に旅をして
どこにも行かないような気がした。
でも、そうじゃないんだ。
わたしはきっと、壮大な宇宙の惑星が寸分違わない位置で美しい円を描いていくような
そんな円の上をグルっと回っている最中で
それは、果てしなくて大きすぎて、
そして自分にもまったく道筋が見えないから
他の人にはもっと、見えなくて当然だから
それでも、
必ずおおきな旅の途中に一周して安息地で
絶望にうなだれて顔を上げる前には
そして光が差して、顔を上げて
やっぱり世界が美しかったことや
必ず希望がそこにあることが見えるときは
いつも、小さな水滴が
水の中に落ちる音が古代からきっと変わらぬ音を奏でるように
同じ感覚がする。
そして次の一歩を踏み出す感じがこちらに近づいてくるときに
シナリオのひとつの章が、また過去と未来を繋いでく。
誰にも見えない地図が、
わたしには見えるから
転げ回って線を引いても
めちゃくちゃに失敗するけど
ぜんぶ、どれも、さいご、あとでわかる。
進め。