ギフトミッション。
なんか素敵なものを生み出すっぽいメニューなんだけど、わたしのなかの職業イメージはこれにとてもにている。
海に潜って、海の底に沈んでる宝石をとりにいく。
はじめからそこに埋もれてる宝石を、長年の海女の勘と、経験と古来のスイムスーツ、伝統的なゴーグルとともにストイックに発掘をするプロなのだ。
毎回、誰かのことを知っていくたびに、海の底に眠っていた美しいお城や色とりどりのたからものが、次第に水面が下がっていってゆっくりと浮かび上がっていって、その輪郭をとらえる瞬間がくる。
それまで、とても暗い海だったり、にごった湖だったり、つかもうとしても濁流にのまれて見えなかったり、また水面はあがり、何も見えなくなったり
こりゃ、宝石どころのさわぎじゃねえや。ってスイムスーツを着たまま水辺で途方に暮れるんだけど。
じわっとそれがある時とつぜん浮かび上がってくる瞬間の、その自分の泥臭さと宝石の洗練さのコントラストといえば半端なくて、はっとする。
(自分イメージ↑)コントラスト例↓
その
誰もが例外なくもちあわせている「本質」という宝石のことを
ただ、目の前にとりだして、突きつけたいんだ。
あんた、その濁った海が自分だと思ってたらおおまちがいだよ。って煌めく石を手のひらにのせて。
The giftのセッションや、制作はすべてそのためにやってる。
おしゃれな何かを作るためじゃなくて
みんながもってる、すばらしいたからもののことを見せたいから。
それはどれも、息をのむほど美しいものばかりなんだ。