どうも!(中略)
豆について語って欲しいです!
最近ダイエットレシピに豆が登場することがおおく、(中略)
俄然豆に興味ありますw
初心者向けの豆とか
豆料理、
あとおススメ・お気に入りの豆や
購入場所があれば教えてください(о´∀`о)
家出は順調ですか。笑

どうも。
どうせ行くとこないしとすぐに家出終了したら、すでに家には誰もいなくて1日ベッドで泣いていた順調な松永です。
豆のリクエストありがとうございます。チーン。
○
さて豆っていうのはバランスのとれた健康な食事とか、ダイエットのためとか、ベジタリアンやヴィーガンの食事にも欠かせない食材として登場します。
No music, no life ノーミュージック、ノーライフ的にいえば、
No beans, no vegetarians.
ノービーンズ、ノーベジタリアン。
くらいに。
これまでもたびたび豆の話はしてきました。
こないだも、辰巳芳子先生の朗読で「あずき」について読んで、
おととい実家にきた二匹の猫の名前、

あずきときな粉(大豆)マメかよ
(↑きな粉とたらこになるところをせき止めた)
とここまで書いて、わたしがどこまでも深く豆のことを敬愛しているように思われるかもしれないので
先に、誤解がないようにこれだけは言っておこうかとおもいます。
豆ってそう美味いもんじゃなくない?
チーン。
・・ので、嬉々として
初心者向けの豆は、やっぱりガルバンゾーかな!キャピ!豆料理、ぜひおしゃれなビーンズサラダにしてみて!!
おススメは俄然、レンズ豆♡特に女神のお気に入りの豆は、んー、最近だと赤いエンドウかな♪ぜひ成城石井まで足を運んで、おきにいりの豆、見つけてくださいね!!!ヽ(*´∀`*)ノ
とかアドバイスしたいけど、
・・ないわぁ。
や、ないっていうか、多分あるからまたそのうち書くけど今豆のオススメキャピキャピ語る気分じゃないんだわあ。
だから豆と関係ないはなしを少々。
わたしが料理人として一番長く働いたお店が、マクロビオティック(地産地消、玄米菜食メインの食事法)の店でした。
ニューヨークの建物というのは、地下が必ずあるつくりになっていて、レストランやら店も同じ。
食材倉庫はだいたい店の裏ではなく地下にある。それで、レストランの厨房で働いてる人間は、その店が純和食でも、マクロビオティックでも、お洒落な高級料理店でも、メキシコ人。
(大抵多いのは、管理するトップシェフとかだけきちんとした経歴や経験がある料理人(和食なら日本人)で、あとのスタッフは南米からの陽気な人びととか。)
だからキッチンで飛び交う言葉は日本料理店でも、日本語じゃないのですね。
スペイン語だからね、南米は。
で、地下というのは英語ではダウンステアdownstair なんだけど、ニューヨークの厨房ではなんて呼ばれるかというと、
「アバホ」。
意味とか全然知らないけど、推測するに「下」って意味かと。
でね、乾物とか食材倉庫、予備のキッチンや洗い場、冷蔵庫やオーブンなどがアバホには設置してあって、箸とか紙類とか、持ち帰り用の入れ物とかもアバホにストックがあるからね。
厨房の端っこには、地下につながっている小さいモノ用のエレベーターがついていて、ウェイトレスとかが下っ端のメキシコ人とかに、
「大きい方の入れ物がなくなったからワンパックお願い」とか言うと、
下っ端はアバホに繋がっているドアの鍵をエライ人から預かって、地下まで階段を降りて、パックをエレベーターに載せて、一階まで上げて、
エレベータが一回の厨房に着くと、「チーン」て音がなる。
時々風変わりなウェイターとかが入ると、自ら地下まで行って、自分で取りに行ったりするけど、あんまりそういうのは見かけなかった。
どちらかというと、汚れ仕事がそこにはある場所、アバホ。
ところでアバホには盗まれたら困る冷凍エビとか豆が保管してあるから、鍵は大抵信用できる少数人とか、店がまだ空いてない時間に作業する1人だけ持たされるというね。
そう、豆もアバホにあった。マクロビオティックの店というのは、日本の店もおそらくそうだとおもうけれど、
豆なくしては語れない。
ノービーンズ、ノーマクロビオティッキ(フランス語←そろそろやさぐれ感が出過ぎてるけど)
間違えた、フランス語でマクロビオティックを発音すると正確にはマクホビオティッキ。
で、わたしが働いていた店では、毎日日替わりで必ず2種類豆を炊くことになっていた。
基本のプレートには必ず玄米のそばに、ただ塩で炊いただけの豆が添えられて、味もへったくれもないただグデグデに茹ですぎだったりする豆。
でも多分、その豆の種類は10種類以上はあったのであります。(ちなみに今忘れていると思って数えてみたら、10くらいは言えた)
なくなったら炊く。種類は決まっていなくて、ランダムに、かぶらないように、ただ、淡々と次々巨大鍋に豆を炊く。
夜番のときは、店を閉めるときに、アバホから豆を乾いた状態で二リットル程度、その小型エレベータで運んで、巨大鍋に水に浸してから帰る。
朝番のときは、前の夜に誰かが水に浸して置いて帰った豆に、火をかけるところからスタート。
ときどき、夜番で豆を浸すのを忘れて帰ったりすると、朝番の神経質なシェフペドロにものすごい嫌な顔をされたことを今書いていて思い出しました。
アバホに並んだ豆の入れ物。
日本ではまず見かけることのない、巨大な丸い蓋付きのゴミ箱がアバホの中央あたりの棚の下にずらっと並んでいる。
多分わたしがたいそう座りしてぎゅっと縮こまったら入れそうなくらいのサイズの、その入れ物の蓋をあけると、そこには見たこともないし、名前もよくわからないカラフルないろんなサイズの豆が鎮座していた。
ブラックアイドピーズという名前の豆の目玉みたいな模様とか、虫のたまごみたいな模様の豆が、いま見てもギョッとするくらい怖かった覚えがある。
当時から重いものを扱うのも、動くのも大嫌いだったわたしは、
「アバホ、カニ」とメキシコ人から顎で指図されて(同僚にカニと呼ばれていた)
「へいへい」とアバホまで足を運ぶのが憂鬱でしかたなく、
その地下の薄暗く汚い倉庫は、これまたわたしの大嫌いな蛍光灯が、ブーンという鈍い冷蔵庫の音とともに辺りを照らしていて
当時、その豆について愛おしいと感じることなど
ほとんど皆無だったのだけれど
今こうして豆のことを思いだしてみると、
なんと奇妙なまでに、お腹のあたりがむぎゅっと暖かくなる。
わたしの豆の思い出。
豆といえば、美味しい汁粉の情緒とか、うぐいす色の和菓子の風情とか、
みんなそれぞれ豆のイメージがあるのかもしれないけれど
わたしの「豆」は、= アバホの思い出。
また、アバホのはなし、します。
ちなみにこちらが第一回目の料理教室で作った豆のサラダ2種類。
なんだろう。作り方とか忘れたけどまた、書きます。
豆ってのは、そう美味しいもんじゃないんだけど、
これがなくては人生はなりたたないのよね。

世界中に愛と癒しが行き渡り、みんなが支え合って生きてゆけますように💕



