練習動画なので言い直してるけど一発目。(多分まいかいこんな様子)
辰巳芳子先生の「味覚旬月」より。一月、小豆仕事。
あずきを晒すコツは、餡を味見してもわかりにくい。さらした水の味を確かめる方が、味が掴める。
これは、小豆仕事に対する最終の申し送りとなった。
捨てねばならぬものから、掌中を許されるものを推測するのは、
逆説的ではあるが、学問、芸術、人生のあらゆる局面に敷衍しうる、半ば身震いするような現実である。
選択はときに、瞬間的判断を求められ、遂行する場合は勇気を要する。
人間がその人らしく生きたいのと、餡さらしは、どこか似ている。
わたしたちがほんとうに在るべき姿というのは、
それ以外の全てを捨てて、捨てて、捨てて
そしてようやく見えてきたりする。
必要なもの以外を、そっと水のなかに流し、
それを見つめていく作業。
それは本のなかに「身震いするような現実」と書かれているように
時に、とても酷に感じられることがある。
それでもそれを続けることだけが、
本来の自分の姿を見出すための唯一の方法なのかもしれないと思う。

これはnyにいたころに、しるこを作って身体の芯からその味を確かめた、小さな湯のみ茶碗。
浮いているのは、自分で逐一育てていた、塩こうじ。
声を出すと、自分の苦手が喉から全身に突き刺さり、
いろいろなことを思う、いちにち。
相変わらず瞑想的な、良きエクササイズです。
世界中に愛と癒しが行き渡り、みんなが支え合って生きてゆけますように💕



