今日急に豆のカレーが食べたいと思って昼ごはんに作った。
こういうLentils(レンズ豆)のカレーは、日本のカレーというより豆スープに存在感が近いので、ナチュラルなパンを添えて食べるのが一般的だけど、今日は奮発してバスマティを炊いてやろうじゃないかと思い立ち、炊飯器で炊いた。
バスマティというのは、インドとかで食べられてる長い種類の米。
日本の短い米はスターチ、糖が多くてどっしり重いのに比べて、長い米は
めちゃくちゃ軽いのが特徴。真夏でもサクサク食べられる。
そして早炊きタイマーをセットしてから数十分。
ん?
炊飯器から立ち上る、日本の台所とは思えない異国の匂い。
もはや悪臭?と言えんばかりの変な匂いが、いつもの炊飯器からシューシュー言ってる。
ここはもはや2020年台の日本ではない。インドだ。やばい。年代不明だが、臭い・・・・
どうしよう。。。
というわけで、異国情緒たっぷりのバスマティは、食べるとさほどクセは気にならないのだけど、とにかく炊き上がるときの匂いは日本の台所にはとても似つかわしくないことが発覚した。炊き立てのインド感凄い。
今までは鍋で炊いてたのも関係してるのかもしれないけど、
とりあえず
海外旅行行きたいな〜、アジア好きだな〜。インド行きたいな〜、って思った時はバスマティを家の台所の炊飯器で炊くのをおすすめする。
1時間くらいはほんとに葉っぱとか吸わなくても異世界にワープできるとおもう。
豆のカレーは、ヴィーガンでも結構満足度が高くて、菜食の人々にとっては割とよく見られるおかず。
Lentil(レンズ豆)はちびっこくて火が通るのも早いので、とくに水につけておいたりしなくても一緒に炒めて柔らかくなってくれる。
豆、玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくをオリーブオイルと塩で炒めて、白ワイン。
しっかり炒めたらトマトと水を投入。
味付けは適当。今日使ったのは、クミン・コリアンダー・オレガノ・パプリカ・ガラムマサラ・ターメリック。
みりんで味を整える。
バスマティとカレーをわしゃーっと盛る。よくやるのはグリーンピースを炒めたのを載せるだけど、無かったので枝豆。
今日はチーズの春巻きつき。
こういうのを作るときのコツ
1、ちゃんとやらないこと。
インド人がいかに雑で適当に生きているかを真摯にリスペクトして、スーパーの青果コーナーでまだお金払ってないのにみかん剥いて食べ始めちゃうくらいの意気込みで、
(⇦ニューヨークのスーパーではよく見られる光景)ワッシャーと作ってワッシャーと盛ってワッシャーと食べる。
2、多少美味しくなくても、そんなもん。
いやほんとうそういうものなのです。サーセン。⇦現地で食べた時は美味しかったのにっていうやつ
3、和洋折衷感を大事にする
ジャズとか流しておしゃれなカフェ風にしない。
ラケット少年団かハイキューのテレビをつけて食べるとよい。
4、家にもしアッサムがあったらそこだけは面倒くさくてもアッサムを淹れる。
アッサム:紅茶の種類
おまけ
夜、のこりを冷凍しようと袋に入れていたときのこと・・
ん・・・・こ、これは、、、
あれ?しらす落ちてる
しらす?え?
違う違う違う昼に炊いたバスマティだわ。
と、まさかのデジャヴュ。
日本の台所でバスマティを炊くと、冷めたとき、ほろり手のひらからこぼれる感触、
ぱっと見しらすにしか見えないことが発覚。
時間が経過するとインド感だけじゃなくてしらす感も楽しめるなんて・・・
バスマティおそるべし・・・・
(しらす:炊いたバスマティによく似た、ウナギやイワシの稚魚。目がついているのがしらす。ついていないのがバスマティ。
)