Amazonプライムの、ニューヨークが舞台の短編テレビ Modern Love.
NY Timesに投稿された実話エピソードがもとになってる話なんだって。👏
ニューヨークに一度でも住んだことがある人なら、大好きになるドラマだと思う。普通っぽいひとたちの普通な日々の生活が描かれてる。
街角のコーヒーや、ドラッグストアや、道に鳴り響くイエローキャブのクラクション。あまりに懐かしくて、
Maiという自分ってこんな人間ですよ
ってのをひとつ、映画やドラマで選ぶとしたら、この短編集かもしれないと思った。
テーマは、タイトルのとおり、「自由な愛。」
これまで、いろんな愛のことをみんなに一生懸命伝えてきたけど、
みんなが知らず知らずのうちに、「愛する」って行為の中に
「こうしないといけない」「こうあるべき」って枠で苦しんでしまうのが実は全部幻想で
それは、本当にただ、どんな悲しみや恐れや痛みすら
ライトでポップで自由で、どんな枠にもおさまることが無いんだよ
どんなでも、全部それは、温かくて楽しくて、自由なんだ
ってのを、教えてくれるみたいなストーリばかり。
ニューヨークという場所は、そういう、「自由」ってなんだろうって思うひとが集まったような場所だから
なにかに迷っていたり、なにか正しいことに捉われていたり、ルールに従って生きることしか知らないまま足を踏み入れると、一見無秩序で、刺激的に思える。
でもわたしにとっては、そこで暮らした8年は、どのMomentもただ、自分の自然なスタンダードだったから。
ただ息がしやすくて、全てが受け入れられていて、誰もが自分のままで生きていて、それが当たり前で、びっくりすることがほとんど少ない場所だった。
だからこそ、今この日本で試行錯誤しながら世界に向き合ってく毎日は、衝撃の連続で、閉鎖的なところも、矛盾だらけのところも、なお人々がなんとかその小さな世界をぶち壊していこうと必死な姿とかをみながらいろんなことを感じる。
わたし自身も、いざその中に放り込まれれると、まだ開けるまえの人々の意識に悲しみや憤りの連続で、打ちのめされたような気持ちにたくさんなる。
でも今なおそれを全てくぐりぬけ、そして纏って、まっすぐに自由へと向かっていきたいと感じるんだ。
その先には、このドラマで描かれてるみたいな、とてもささやかで、とても日常的で、とても普通で、そして
それこそが、わたしたちが最後に向かっていく
「自由な愛のかたち」なんだろうと
思わずにいられない。
いつか何十年後には、日本もこのドラマみたいな日常が、とても自然に溶け込んで人々が自由に愛しあえる場所になってほしいなと思う。
愛に迷って辛くなって、どこにも向かえなくなって、欲しいものが手に入らないヒリヒリした痛みでいっぱいになったら
ぜひ観てみてね。
そこには正解も何もなくていいんだってことがきっと、
肌でわかると思うから。
愛するってことは本当に自由で
わたしたちの国に次に必要なのは、「自由」だからね。
【メモ】日本人は、ラベルが大好き
ラベルのついてない【白紙】の【自由】は、怖いから。
ノートには細かく枠がついていて、絵をかく白い紙には塗り絵といったガイドラインがついている。
わたしたちはそんな中で、枠線を必死で辿りながら、自由が何かを探ろうとしてる。
でも本当は、何もない白紙に自由な線を引いていけることが、本当の自由だってこと。いろんな人がいるってことを、発達障害やらHSPやらナントカかんとかと一生懸命ラベルを作って、【自由に生きたい】はずなのに、自らその【自由な人たち】というラベルの中でがんじがらめになってる。
それを外してみようよ。時々でいいからさ。
何者でもない自分を、楽しんでいいんだよ。
あなたはグレーだろうがイエローだろうが七色だろうが、あなたなんだから。