最近メガネデビューしたタオさん8歳。
本も読まない、教えられない、話聞かない、一緒に遊ばない、というわたしの子育て😂だけど
唯一、断固として手厳しく貫いているところがある。
それは、テーブルの掟である。
食べることに関して、小さい頃からあれこれ叩き込まれてきたタオさんだけど、それは自我がしっかり育ってきた小学生の今でも同じ。
最近は、微妙にお皿に残したり、食べ方が汚かったりするときに
注意しても直らなかったので、1からまた(食べることの大切さ)を説いた。
作るひとの手や、洗うひとの手、それが口に運ばれるまでの全てのいのちの営みや、世界ではこの一口さえも食べたくても食べられないこどもたちがいること。
自分で、一から盛らせた食事は、残さない。そこに誰かのこころや手が入っていることを、自分が作ってみて体感させる。
そんなわけで洗い物もあたりまえにできるようになってきて、引き続き大きくなったときに、自然に、食べることの関わりかたの基礎が当たり前にできているようになるといいな。
小さな頃から、今は理解できないこともたくさんあるかもしれないと思いながらそれでも、毎日毎日同じことを言ってきた。
・最後まで集中して食べることや、食べすぎないこと(助ける)
・配分(野菜やごはんやお菓子の量をバランスよくする)
・時間の管理(きちんと守らせる)
・残さないことの大切さ(残さなくていい量だけを盛る)
・苦いものや、食べたことのない味を必ず食べてみる(背中を押す 勇気や、あたらしいことへのチャレンジに自信がつく)
・食べることへ感謝をする(なりたちや、どんな過程を経てお皿の上までたどり着いたのか、一緒に話す)
⇨作ってくれたひとや、そこに関わったすべての命や、人々に感謝が生まれる
・ひとに分け与える(好きなものをみんなにシェアする練習)
失敗しても、怒ったり諦めたりせず、
「もし友達のxx君が、たおくんの好きなくだものを、ひとりじめして分けてくれなかったらどんな気持ちがする?とイジワルな友達を演じて、
実際に分け与えてもらった時の嬉しさと、
実際に誰かがひとりじめをしたときの悲しさを
両方体感させる
・美味しく食べる
・楽しく食べる
(いじいじしていたり、不機嫌だったり、泣いたりしているときは絶対に食卓につかせない。きもちを切り替えて、すっきりするまで食べさせない)
←発達障害の子など、自分で気持ちを切り替えるのが難しい子は、まず気持ちを立て直すところをサポート
※タオ氏(8歳)は自分でできるので、食卓からまず追い出す
・歯をきちんと磨いたり、身体を大切にする(痛みもきちんと感じてあげる)
(けがをしたり、お腹をこわしたりしたときに、きちんと理由を一緒に話して、アイス食べ過ぎだよねって自分で気づく笑
・食べることを大切にする
音を立てたり、行儀悪くしたり、雑に扱ったりしない
もしも他ごと(テレビやおもちゃなど)で気持ちが食事に向いてないときも、そのままにしない。
一貫して矛盾のない態度にする ※ある日はだらしなくするのを許して、人がいるときなどだけ厳しくしたりすると、混乱するし、何が大切かがわからなくなる
いろいろなことができないのは、子供だからではなくて、どうやってそれを扱っていいか教えてもらってないからなのだ。
でも、それをきっちり教え込むには、わたしたち大人自体が、
食べることときちんと向き合えていたり、大切にできていない限り難しいこともあるよね。
そんな時は、こどもにイライラする前に、自分が食べることと、楽に心地よい距離感で向きあえているか、まずは自分の方を整えてほしいなと思う。
手を抜いたり、ちゃんと周囲の人に助けてもらえてるかとか、愛する人との食事が義務になってないか。
むりやり、ルールだからとか、マナーだからとか、人からの評価を気にして嫌なことをやらせるのは食育でなくて、ただの抑圧。
むりやり感謝を求めることも同じで、食べることに感謝しなさいと言ったって、何をどうありがとうなのか、きちんと理解していなければ無理な話だから。
苦手なことや、嫌な味とどう関わっていくか。
どうそれを感じ、味わい、そして消化したり、克服していくか。
一生の生きるための大仕事と、どんなふうに関わっていくのか。
それを、ちょっと大変でも、手取り足取り教えてあげることは、わたしたち大人が成長していくためにも大切なこと。
本当の感謝を、自然に感じられるように一緒に成長してゆくこと。
できたことに、祝福と喜びをめいっぱい感じていくこと。
これは嫌いな野菜の話ではなくて、その後の彼らの人生の、全ての局面へと繋がってゆくよね。
計算や、漢字は、学校や先生から教えてもらえる。
ていうかわたし2桁の計算できないし、日本語も怪しいから教えたくても教えれないんだわ😂←漢字の話をされるとキレるマイ(引っ越した時浴室の風呂の表示が読めなくて、湯の出し方がわからなかったw)
でも。
食べることの尊さや、身体を持って生きていることの素晴らしさや、誰かを愛することの大切さのこと。
本当のきもちを、勇気をだして伝える大切さや、それを受けて止めてもらうことの尊さ。
安心して人を信頼し、関わることができること😊
そういうものを、わたしはこれからも自分のありったけをかけて、彼に送りたいといつも思うから。