2年ぶりの、サイト打ち合わせが始まった。
当初まだ、食と暮らしは単なる自己記録で、セラピーがままごと(しごと)で、その比重をひっくり返したくてもしたくても、どうしてもパーンと弾かれるように戻ってしまうことを繰り返し、数年が経つ。
統合しようもうまくいかず、自分の人生や家族やパートナーシップもコツコツいろんな経験を積み重ねながら、それは結局、一生仕事なんだとおもう。
今回は、いよいよ腹をくくって食や暮らしメインの箱を作ろうとデザイナーのしろさんと改めてスタートしたわけだけれども、2年前の暗黒のカオス(につきあってくれた😂)から、なんとも軽やかで、整っていて、安心していられる環境のなかで話すことができて、本当に嬉しかった。
今日までに、コツコツ下準備の打ち合わせを重ねてくれた妹がいてくれなかったら走り出すことはできなかった。
わたしは、きっとニネターブルのサイトが一番作りたかったんだと、それは最初からわかっていたけど、でもそれまでに、覚悟を決めるまでに、なんども大掛かりなリハーサルが必要だったのだと思う。
別にサイト作ったら人生が終わるわけじゃないけど、そのくらいになんというか、もう引き返せないみたいな感覚ってあるよなあ。
先日はこれから起業を考えているクライアントさんから、マイの起業当時の話をちょっと知りたいという話が出たのだけど、きっと自分で何かをやっていきたいとか、起業届を出してオフィシャルに自営業として進むとか、屋号を決めるとか、ロゴを作るとか。
どんなときも、いろいろな形あるそれはわたしたちの背中をぐいと押すし、そして覚悟がいるものだと思う。
ブログを始めたときも、起業届を出したときも、法人化して会社を作ったときも、それを潰して個人に戻したときも、ショップを立ち上げたときも、サイトを作ったときも、ロゴを作ったときも、コンセプトを作ったときも、どんな時も一寸違わず間違えたくないとそう思っていた気がする。
でも繰り返しやってみて失敗も重ねてみると、全部がなんていうかゴールじゃなくてプロセスなんだよなあって思いながら、でも節目節目はすべて祝福に満ちていて、それはなんかどんな小さな出発でも、門出で
自分の経験を経て同じように歩み出すみんなのことを心の底から応援したくなる。
今回の自分も、たくさんの人の力を借りて、そして山ほどの過去のトラウマを浄化しまくって(笑)、そして新たに一歩を踏み出せた自分を褒めてあげようと思う。
既存の世界にある何かではなく、自分らしい何かを表現したいきもちを
デザイナーさんに一生懸命伝えて、そしてそれを拾い、形にしてくれようとする心強い相手だと思う。
必ずしもそれは、仕事だけのためとか、サービスを拡大したり広報のためとか
そういうんじゃない。
昔はそういうのがよくわからなくて、雑誌掲載の話とかいろんな何とかの掲載とか結構ひっきりなしに問い合わせや連絡が来てたんだけど、全部無視してた😂←返信する能力がそもそも無い
今のサイトも、膨大な情報量やわかりづらい私のサービスを、ここまですっきりきれいにデザインしてくれること自体、無理難題をやってのけてくれて、感謝してるのだけど
これからは、その場所は本当に「自分のため」でもあるのだと思う。
人生で起こる全ては、人の役に立つのが素敵だけど、でも自分の本当のペースを、自分の守りたい世界を、大切に守りながらでもそれはきっとできる。
力を抜いて、そして自由に、思い切り遊ぶように、世界にまたこの先の自分の足跡を残せていけたらいいな。
これからが楽しみだな。