春分。
毎年、毎年、それはもう生まれ変わり生まれ変わり、皆が別人のように塗り変わっていく時間。
自分もまた、1年前の自分とは別人で、そばにいる皆やセッションを受けてくれてきたクライアントさん、それぞれの変化をたどると信じられない気持ちになる。
一年で、魚座と乙女座の新月満月が重なる秋と春。
節目という節目に、わたしたちは必死で浄化に励んできた。
あのころ、知らなかった自分に出会い、あのころ知らなかった愛を知り、
あのころ知らなかった世界に居る。
毎日毎日が刷新され続けて必死で生きる間、過去も未来も投げ捨てて
なにもかも忘れて目の前に全力になってきて、
そうすると1年前のこの日など果てしなく遠く感じるのだけど
こうして期間が開いたり続いたりする記録を辿ると
なにもかもが、きちんとそこに、尊い軌跡として積み重なっている。
わたしの時間軸は、線で過去から未来に繋がれていない。
空に散らばる無限の宇宙の星のように、あちこちに煌めいて
流れては消え、また流れては消え、何万光年も旅を続ける。
そんなわたしだから、今日今この瞬間がすべてで
あのときこうだったことなんてすぐに忘れてしまうけれど
そのどれもが、思い返すと美しくて、そしてそれはきっとこの先もずっと続くんだろうとそう思うとなんて、嬉しい。
出会い、別れ、同じく進み上がっていくひとたちと、そして離れていくひとたちの狭間で揺れる瞬間もたくさんあるけれど
すばらしい春のこの日を過ごしてると思う。
わたしは洋服やタオルや下着が、あるところまで古くなると
本当に賞味期限ぎれみたいに、役目を終えたみたいに感じる瞬間があって
そのときに入れ替えをするんだけど
(多分だから、まだ全く綺麗で使える(ように見える)のに”ありがとう”といって捨てるのだけど)
自分のエネルギーが新しくなるたびに、見える景色が変わり、今まで使っていた物に違和感を感じ、そして周りもまた入れ替わってゆくのはとても自然なことのように思う。
そのときは祝福で、生まれ変わったあとも、そばに変わらずにあり続けてくれるものに
目をまんまるくパチクリさせて、ありがとうと思うんだけどね。
今ももしそばにいてくれてこうして読んでくれるあなたが今日もそこにいたら、
ありがとう。