
20代のころ6年くらいニューヨークのマクロビオティック店・ヴィーガン店でペストリー・シェフをしていた松永です。活動履歴などはこちら○○
今日はララバーのはなしを。
ララバーというのは、正確にいうと上の写真のような、Larabar で、
正確に発音すると、「ラ-ア-バー」となる。
いわゆる日本でもドラッグストアとかで売ってる、栄養補助食品的な菓子、
ソイジョイとかカロリーメイトみたいなやつ。
しかし、日本で普及してるものはどちらかというと
ビスケットとかクッキーみたいな風貌を醸し出してるのが多くて、本来のグラノーラバーというのはもうすこし、ネッチョリしていて、あんまり日本では見かけない。
小腹が空いた時に、かじるスナックとして
または行楽シーズンにリュックサックに入れてゆくもの。
日本だと多分、みかん、せんべい、団子とか。
そういうときにアメリカ人は、何を入れるかというと、
りんごとか、ピーナツバターサンドイッチとか、
そして、ララバーを入れるのである。
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ララバーの夢を語る前に、グラノーラバーの話をしようかな…
ふつうのアメリカ人は、ララバーの前にグラノーラバーを携帯してる。たぶん、おしゃれじゃなくて、食に意識がまったくないアメリカ人だったらララバーのことは知らないかも。
グラノーラバーって何?かというと、わたしたちが知ってる、袋に入って売ってる、あの牛乳とかかけて朝ごはんに食べるグラノーラを固めて棒状にしてネッチョリ度を7割くらいアップさせた感じだと思ってもらって構わない。
つまりグラノーラは紅葉のおやつにちょっと不便だけど、固めておけば携帯に便利だからそうなってる。
シャケのおかずと飯を携帯するわけにはいかんが、むかしのひとは考えた。
そうか、中にシャケをいれて、握ればいいのか、と。
料理サイトより
こういう感じね。握り飯的、グラノーラバー。
日本でも最近は少々味が選べるようになってるみたいだけど、アメリカのその数たるや比にはならない。
ちょうどまさに、外国だとおにぎりに、シャケと梅しか選べないのが、日本のコンビニには10種類以上のおにぎりの味が置いてあるのに似ている。

入ってるものは、まあグラノーラバーなだけにグラノーラなんだけど、そもそもグラノーラって何かというと、
穀類(小麦粉になる前の麦とか。)
、ナッツ(ピーナツやらアーモンドやら)、ドライフルーツ、
あとはそれぞれいろんなフレーバー。チョコレートだとか、スパイスだとかね。
さてもういっこ、
ネッチョリ度と書いたけど、英語でいう,
という単語が、ちょうどそのネッチョリ度にあたる。
Chewy という単語はもともと「かみごたえがある」、とかそういう意味で、
日本にあるチューイーで代表的なものは、わかりやすくグミがそうなんだけど、わたしはあのグミの無意味にチューイーなのが嫌いである。
え?なんでわざわざゴム仕様にする必要があるわけ?君たちは、口の中で一体どこに向かいたいの?嫌がらせ?と思ってる。
ゴムっぽいものは基本チューイーと思ってもらって構わない。
ところで、アメリカにもチューイーなものはいっぱいあるけど、
アメリカ人から見て、日本で理解不能なチューイーなものが
2つばかしあるから紹介しておこうと思います。
なんだとおもいますかね…
それはイカとタコであります。
イカとタコは、チューイー最高峰と言っても過言ではない、チューイーの中のチューイーだけど、普通に意味がわからないとアメリカ人はそう思ってる。
「あれは、何?嫌がらせ?」
くらいに、まさに噛んでもなくならないそのチューイー感は謎めいていて、こればっかりはどうも人気がない。
わたしはグミは嫌いだけど、イカもタコも普通かな。ありゃ、テクスチャー(歯ごたえ・質感)もそうだけど 噛めば噛むほど味が出てくる、いわゆる旨味を楽しみたいものというのは一応理解できる。
でもアメリカ人の気持ちはよくわかる気がするんだ。
グラノーラバーというのは、上の、タコ・イカ・グミのチューイー感に比べれば
チューイーと呼べるほどのものでもなんでもない。
ただ言いたかったのは、日本のソイジョイだとか、日本で時々変えるグラノーラバー風のグラノーラバーはそのネッチョリ感はないよ。てことが言いたかった。
ちなみに、Chewy に対し、日本の舌が好まれる質感が何かというと、
Crunchy (クランチー)といいます。(クリスピーもある)
サクサク、カリカリ、パリパリ感のことです。
わたしは日本人だから、クランチーのほうが好きだけど、
非加熱(ローフード)のデザート(正確に言うと低温調理)もしばらくやっていて、クランチーの感触を出すには、やはり水気を飛ばすプロセスが必ず入るわけですね。
焼く、という工程がないとなかなかクランチーにはならないです。
そしてアメリカのグラノーラバーも、基本は焼いて作るものですが
そうじゃないやつもあるということで。
ララバーというのはただの商品名ですが、とにかく種類が多いグラノーラバーの中でも、ララバーはララバー。という感じがしていた。

売り場はこんな感じ

言っておくけど、これはアメリカだからおしゃれなのが受け入れられる、という単純なものではなくて、
アメリカでも、メジャーなパッケージデザインというのは下のように、普通にダサくてキャッチーな中、ララバーは一線を画してる。

もちろん個人の菓子店のようなお店だったら、店主の趣味でおしゃれな店なんて山ほどありますよ。
ただララバーのすごいところは、中身・デザインともに手作りの粋を守っているというか、中に入っている材料もびっくりするほどミニマムなのに、普通のスーパーで流通をしているということ。
いろんなものを削ぎ落としていって、最後にのこる本質の良さっていうのは
グラノーラバーに限らず、シンプルな良さになるのだけど。
ナッツとデーツと少々のフレーバーのみで構成されるデザートを作るのが
すごく好きでした。
つまりはララバーみたいなやつを日々、作っては当時店に出してたのだけどね。
自分で作るのは比較的簡単です。本当にシンプルだから。
だからこそのバランス感覚や、微妙なナッツの大きさの調整だとか
塩味の加減とか。フレーバーの組み合わせのセンスが問われる。
ところで小麦粉を使った通常の焼き菓子は美味しいけれど、身体に負担がかかるのですよ。
その点、ナッツと果物(デーツ)だけで構成されたものというのは、
本当に効率よく身体に入ってゆくので、
舌への慰めだけではなく、パフォーマンスをあげるのにもっとも適してます。
アスリートとか、体を使う仕事で、エネルギーを摂取しないといけないけど、
思考力だとか集中、体の俊敏さを落としたくないとき
ただカロリーを摂ればいいというものじゃない時に
こういうのを摂るといいんです。ただ普通に売ってないからね。
ララバー的デザート(ロースイーツともいう)。
なかなか日本で買えることはないので、久々に作ろうとおもって
ヘーゼルナッツとデーツを買ってみた最近。
細かく砕いて固めるだけ。
子供でも作れます。
分量は適当だけど、今日は
・デーツ100g
・ヘーゼルナッツ70g
・塩(てきとう)
で作ったのでまた更新したいとおもいます〜。
ララバーのサイトはこちら。
https://www.larabar.com/

世界中に愛と癒しが行き渡り、みんなが支え合って生きてゆけますように💕



