食・子育てについての質問。: 無事 出産しました、生まれてきたのは2600gramの可愛い女の子
さっそくですが
まいさんは母乳育児してましたか?わたしは産んだ瞬間から乳がはって痛いです、産後3日目にして牧場の牛になった気分、、、、
というコメントをいただきました。
ご出産まことにおめでとうございます。
2600gの可愛い女の子って言えるところがまず素晴らしいですね。
大抵出産直後の赤子というのは可愛いもなにも、しわくちゃで猿のような様子なのに。
何はともあれ素晴らしき節目と新しい命がこの世界に降り立ったという事実にお悔やみ申し上げます。
さて。
どこかの国では思想上、魂が身体をまとって100年近くエンヤコラ過ごさねばいけないことを残念なこととし、無事に100年近くのエンヤコラな学びが終わり、次の人生が新たに始まるまでの静かな急速に「祝福」するという文化もあるみたいですが、
それはさておきおっぱいの話でしたね。
わたしは母乳育児しておりました。
本当にあれは女性の身体の神秘としか言いようがないと思います。
今現在しぼんでシュンとしているわたしの胸についているおっぱいも、息子が生まれる前後は立派な女性らしいおっぱいに成り代わっていた。
産後初めて付き合った男Yに、なんかのタイミングで
「たおくん産んだときは、もうちょっと、もうちょっと立派なおっぱいだったから。」
と素で言ったらなぜか爆笑され「何アピールだ」ということもありましたが。
貧乳女子の奇跡としか言いようがない、束の間のシンデレラ期間、
大いに楽しませていただいたのが母乳育児でございました。
でもこちらのメッセージをいただいた方が元何カップかは知りませんが、「乳が張って痛いです。牧場の牛になった気分」と書いてありますが、
あれはもう痛いなんてもんじゃないと思うから。みんなそうなのでは?
もちろん私も出産するまでその痛みは想像できるはずもなく。悠長に構えていた身ですが、もう一回言うけど痛いなんてもんじゃなかった。
赤子が上手におっぱいを飲めないと、傷がつくこともあるみたいだし、「噛まれて」流血したとかもよく聞くので、
とくに珍しいことではないとおもうけど、
もしこれを読んでいるのが男性だったら、どんな痛みか想像するのに
あなたのアソコの先っちょを洗濯バサミでつねるか、ペンチみたいなやつでじわじわいたぶり尽くす感じ、が24時間3時間起きに執り行われるのに近いかも。
パートナーが近日出産される方は参考にしていただければ
もうすこし子育てに協力的になれるやもしれません。
わたしの場合は息子がtongue-tiedと呼ばれる、(日本語で書くといやにグロテスクな感じがする)舌小帯短縮症という状態で生まれてきて、
それが発覚したのが生後1週間後。
出産してまず、家に戻り、同じようにおっぱいがパンパンに張っていたときは
かなり痛かったです。
ところが、おっぱいが飲めないことがわかるまでの1週間、行き場のなくなった乳。
子猫を産んだはいいがいきなり里親に出され、乳が張ってしまったかわいそうな猫さながら。(笑)
ベロのしたにある、真ん中で左右を分けるようにしてついてるヒレみたいな部分が短くて、舌が上手に使えないという状態ですね。
おっぱいを一生懸命吸おうとしているのだけどうまく吸えていないので、
どんどん乳は製造されるが、吸われずに張るわ、母乳がなかなか出ないわ、赤子はみるみる痩せていくわ、吸おうとだけするから乳首はどんどん傷ついてかさぶたになっていくわ、
の地獄でした。
何が地獄って、血がでてかさぶたができた繊細な部位って普通治るまでそのままそっとしておくでしょ。
ところが出産直後といえば、治るまで乳をやらないわけにはいかない。
なので流血直後、拷問的に痛くとも我慢して乳首を更にくわえさせなければいけない。の繰り返し。
赤子の吸引力というのは半端ない圧力で、まさに全力でツネられるのと同じなわけです。
地獄だったけど、今その痛みだけをピンポイントで味わえと言われたら卒倒するとおもうけど、産後は下半身が破壊されてるのでそっちの痛みに、24時間ほぼ寝られないという異常事態と、
さらに私の場合は異国の地(ニュージーランド)で赤の他人の家にいるという、一体全体何が起こっているのかわけもわからない状態だったので、
乳が痛い、ということはそのカオスの中の一つという感じでしたね。
でも思い返しても、あの最初の1週間は特に悲惨だったと思う。
普通に吸えてたら、あれほど痛くはなかったと思います。1週間後に病院に行き、ベロの下をチョッキンとハサミで切って終わり。
そっからいきなりおっぱいの製造と供給が釣り合ったので
母乳はどんどん出るようになりました。
そうそう。母乳というのは吸われると初めて作られるようになるのね。
だから最初の1週間、何が起こっているのかわからないから、自分のおっぱいが乳を製造する機能に問題があるのかがわからない苦しさがあったのを今書いていて思い出しました。
最初の1週間後くらい、どうしても体重が増えない息子に、本人が吸っている以外の時間も必死で搾乳(おっぱいを絞る作業)をしたり、最後は助産師さんたちが申し訳なさそうにミルクを追加しなくてはいけなくて、辛かった。
今から思えば別に大したことないけど、本来自分の身体が子供を養うだけの栄養を与えられるように作られているはずなのに、それができない、
というところで苦しかった気がします。
でも実際はそうじゃなかった。女性の身体というのは本当に凄いですし、どこかの助産師さんが誰もが母乳育児ができる、みたいなことを書いていた気がするけど、それには同感します。
ただ別に、母乳がえらいとかは全然思わないし、おっぱいの形崩れるの嫌だからミルク100パーです!みたいなマミーとかむしろ羨ましい。
乳に対するプライドなんぞ青春時代から一度も持ったことないから。
出ることにこだわる必要はどこにもなく、母子ともに元気に育てばそれでよし。
もう感覚を忘れてしまいましたが、
あのおっぱいから乳が絞り出されるときのじわっと痺れる感覚。
確か、セックスで感じるときと共通すると言われるその感覚は
痛みさえ伴うかもしれないけれど、育児が終わってしまえば二度と味わうことのできない感覚かと思います。
なのでそれを牧場の牛になると感じるか、出産!オーガズム万歳!と感じるかはひとそれぞれということで楽しんでいただければ幸いです。
また別で、母乳育児と卒乳する頃のはなしなんかも書きたいとおもいます。

生後6週間頃帰国時。
世界中に愛と癒しが行き渡り、みんなが支え合って生きてゆけますように💕



