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2019年10月11日分編集済

 

 

Mariaの保育園で、

”子供が箸を使えないとする。悪いのは誰か?”というお話が園長先生からあったらしい。

「あーアメリカ人なんてハシ使つかえんよ?完。」

て感じで、一度も箸の使い方を教えたことのない我が家だった。

 

こないだ気まぐれで買ってみたけど、あんまり出したことない。

そのうち本人が使いたきゃ使えばいいけど、わたしもあんまりハシ使わないから。

和食のときは一応箸を使うけど、それ以外はほぼフォークとナイフとスプーンの方が多い。

料理を作るときは、かろうじて箸を使うことがあるけど、限定されてる。

 

 

山下が一度、家に来て料理をしてたときに、

いばったように

「さいばしはどこだ!?」と言ったことがあった。

彼は食に対するプライドが、まだお母さんへの依存というか

「自慢のお母さん」というマザコンの部分に気づいてないけどちょいちょい出る。

それが癒されたら、彼が彼のお母さんから受け継いだ、食に対する素晴らしい態度は

ほんとうにほんものになる。

彼がわたしを選んだ理由のひとつが、「自分のおかんよりも料理が上手な女に初めて出会った。」

というものであった。

 

 

 

 

だまって、
「これ、」
と、小さな長いターナー(さいばしの代わりに、混ぜたり炒めたりするやつ)
を出したら、
すごい目をまんまるくして、

「すげえ」
と言ってた。

 

謙虚であることと、本物であることは同義語だと思う。

 

 

料理にさいばしは欠かせないと思ってたらしいけど、

龍司はどちらにせよアメリカかぶれでもある。

 

 

いっとくけど、箸なんて一生つかわなくても生きてける。日本以外に箸がない国だってあるのだから。

 

 

 

自分のルーツを、否定することもなく、過剰に評価するでもなく、その本質を愛すること。

依存から本当の自立へと向かう大切さ。

 

それは日本の文化の箸だって、自分の親への尊敬や愛だって同じなのだよね。

 

 

 

 

手で食べるその時期が、たまらなく可愛い。箸も、フォークも、手も

食べることをただ愛しんで、楽しんで。