わたしたちにとっての「やくそく」は、
太古の昔から続く、地球に生えた、苔のようなものだと思う。
それは、光と水がただしく与えられる限り、そして、惑星が滅亡するかなにかの地殻変動が起こらない限り、永遠と同義語でつづく。
それは、「明日の13時にスタバの前で」
というやくそくよりは、もうすこし、
「春の次には夏がきて、夏の次には秋が来て、そして秋が終わると冬がきて、ついにはもう一度春が来る。」
そういう感覚なのだ。
だから、それは、やぶられない。
規則正しくつづくことが、わたしたちにとってのやくそくであり、
だから、それをたぶん、まもろうとする力が働くのだとおもう。
24時間で地球が一周するみたいに生きるから
13時と15時の違いがわからないことは
愚鈍に見えるけれど
たぶん、その、自然の摂理にそって動けたら
とてもシンプルに、ここに自分が存在していると安心してそう思える。
24時間に1度、やってくる朝みたいに
日々のやくそくを思うから
それが壊れたり、やぶられたりするときに混乱するのは
艶めく苔がもう2度と
この地球に生えなくなるのと
同じことなんだよね。
「突然の変化に対処できない」
とよく、書かれるし、じっさいパニックを起こし続けるけれど
みんなはどう?
いつも来るはずの朝が、突然夕方の15時にきたら
混乱しないのかな?